大崎周辺、「桜の歴史」

| コメント(0) | トラックバック(0)
 

こんにちは。

先週から始まりました投稿期間。

スタートして間もなく作品がご投稿頂き、日を追うごとに盛り上がり見せています。

投稿して頂いた方々、本当にありがとうございます。

桜も満開まであと少し。素敵な作品をまだまだお待ちしております。

 

 

さて、本コンテストの舞台の大崎ですが、現在再開発により駅周辺にはハイテク関連企業の

オフィスビルや新たな住宅が立ち並び、近代的な街並みを作っていますが、

桜に関して歴史的に繋がりが深いエリアでもあります。

 

古くは鎌倉時代。

大崎は「日野の庄」と呼ばれ、時の有力者に荘園として管理され、

時の有力者が選ぶ海運の要所町として発展していきました。

 

それから時は経ち、江戸時代。

東海道一番目の宿場、江戸の出入り口にあたる「品川宿」は、

幕府が直轄する一大宿場街として栄え、現在の御殿山周辺には将軍家の御殿屋敷も建つなど、高級住宅街として変貌しました。

ちなみに御殿山の名もこれに由来しているそうです。

しかしその後、この屋敷は火事で焼失。徳川吉宗の命で跡地に多くの吉野桜が植えられたことをきっかけに、関東有数の花見の名所として親しまれる場所となりました。

 

その景色は浮世絵にも残され、観ると花見を楽しむ人々で賑う様子がわかります。

今も昔も桜を慈しむ人の気持ちは変わらないのかもしれません。

 

 

冨嶽三十六景.jpg 品川花見全図.jpg

 

 

このように桜と深いつながりを持つ大崎エリア。

目黒川の桜はもちろんですが、由緒正しい名所がたくさんあります。

そんな春の楽しみを、これからの未来に残していきたいですね。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://minna-no-illumi.com/mt/mt-tb.cgi/42

コメントする